粉河寺の復興とともに江戸時代に盛況を博した粉河鋳物は、粉河門前町に居住した鋳物師が製作。仏像・梵鐘・半鐘・鰐口、燭台・銅花瓶など仏具類を中心に多岐にわたります。
慶長10年(1605)に製作された粉河寺大門橋の高欄宝珠は、粉河鋳物の初めの作品と考えられており、県指定文化財になっています。鋳物師が江戸に住んだこともあり、粉河鋳物は近隣のまちだけでなく、関東や東北地方にも作品が残ります。作品からその当時活躍した鋳物師の名前や技術の高さなど、様々な歴史を知ることができます。
地域の誇る文化財である粉河鋳物の歴史的価値を知るとともに、その魅力を探りませんか。
■とき…1月5日(水)~2月13日(日) 午前9時~午後4時
※月・火・祝日の翌日は休館
■ところ…紀の川市歴史民俗資料館
【問い合わせ】生涯学習課(TEL 0736-77-2511 本庁4階)